2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日、私は今日よりも照らされ方が少なかったわけではないし、今日、より多く照らされているわけでもない。なぜなら、もし昨日私が事をこの様に見ることができたなら、私は確かにそう見ただろうからである。(『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』) なんだ…
数回にわたって書いてきた『時間の終焉』(クリシュナムルティ/ボーム)のまとめ。 「今の自分ではない何かになろうとすることが、人類の苦しみの根源である。」哲人宗教家のJ.クリシュナムルティは、そう言い切る。それを、一般的命題として語ることには、…
書評『時間の終焉」(J.クリシュナムルティ/D.ボーム)③ 心理的に時間から自由であるとはどういうことか? それは(一面的には)、「私」をAだと定義し、それを保持しようとしたり、 AではないBになろうとしたりする心理的努力から解放されることである。 そ…
書評 『時間の終焉』 J.クリシュナムルティ/D.ボーム② この本を読んでいる最中、変な夢を見た。 非常に短く、ストーリーとしても変だけれど、とても示唆に富んだ夢だったので、少し書いてみたい。 友人数人を含め、なぜか僕らは戦場にいた。 そこでは、不毛…
書評『時間の終焉』J.クリシュナムルティ/デヴィッド・ボーム① 私たちは、脳に確かさを与えないように、それを確かな状態にさせるような知識を求めることなく生きる方がいいのだと思います。・・ いかなる知識も永久に固定することなしに学んでいけば・・ (…