的場悠人の体和 Tai-wa 日記

理論と実践を行き来するヨガ研究者。ここではヨガ以外のことも。大学時代から継続のブログ。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

残酷な色、もしくは残酷な人間(色覚異常の僕が見る世界)

色覚異常の僕は、見えている世界の色を、○○色という名前に変換する作業が苦手だ。 また、世界の中から○○色を探すのも苦手だ。 仮に、僕がこれらのことにチャレンジすると、何が起きるか。ちょっと劇場的に書いてみる。 やんちゃな色たち 「これ何色?」 この…

色覚異常の僕が困る8のこと

実は僕、色覚異常なんです。 前回このことを公表し、それなりに反響がありました。 具体的に、どんな場面で困るか、その例を挙げていきます。 色覚異常の人がみんなそう、ってわけではありません。あくまで、僕の経験から。 ちなみに、僕が異常を自覚したの…

僕、実は○○なんです。

いきなり何のカミングアウトだよ、って感じでしょうか。 まぁ、そんなに深刻にならずに受け止めてくださいな。 実際、そんなに深刻なことではないですから。 実は僕、先天的に色覚異常なんです。 そんなに珍しいことではありません。男性の20人に1人がそうら…

概念とイマココ

Are you enjoying by the pose itself? Or by “doing” the pose? あなたはポーズそのものによって歓びを得ているか? それとも、ポーズを「すること」によってか? ハートオブヨガのティーチャートレーニングにて、ちょっと哲学チックなこんな問いかけ。 通…

『なぜ母親は、子どもにとって最高の治療家になれるのか?』

母親のような強い気持ちと、それを可能にする技術 ケガをした子どもに、母親がそっと手を当てる。無意識的に行うその行為にこそ、どんな治療技術にもまさる力があるのかもしれない。 我が子の身体の奥深いところにあるその“治る力”を信じ、<手当て>ひとつで…

「成長モデル」の落とし穴

できない 意識しながら、ゆっくりとならできる 意識しなくてもできる 運動技能を習得する際の成長モデルとして、一般的に用いられる図式を持ち出してみた。僕の記憶では、高校の頃の保健体育の教科書にも登場した気がする。 例えば、サッカーのパスを練習す…

有難みに気づくということ。

失ってからでは… 有り難さは、それを失ったときに初めて気づく。 何かにつけ、よく言われる言葉だ。 「在る(有る)」ことが当たり前だと思っているときは、それがどんなに尊いことか、なかなか気づかない。 「有り難い」という漢字が、まさにそのことを表し…