体和日記 Tai-wa-nikki

茨城県つくばを拠点に、体和塾(カラダを和ませ、カラダで世界と和する塾)という活動をしています。ハートオブヨガ、甲野式身体術、哲学などから考えたこと、感じたことを、赴くままに。

アーユルヴェーダノート 実践編

インドの伝統医学、アーユルヴェーダの実践編です。僕自身が忠実に実践しているわけではないです。むしろ、去年9月にインドで講義を受けて以降、ほぼ忘れてました。最近、ふと思い出したので、復習がてらまとめてみようと思った次第です。

 

ちょっと復習。

まず、この世界にある物質は、地・水・火・風・空の5つの構成要素から成る。

 

この5元素は、組み合わせを変えて3つの属性のエネルギー(ドーシャ)となる。

  • ヴァータ(風+空)
  • ピッタ(火+水)
  • カパ(水+地)

 

詳しくはこちら

 

では、実際に生活の中でどう生かしていくか。便宜上、ヴァータの人はこれがよい、というような言い方をしていきますが、前回書いたようにドーシャは固定できるものではないので、参考程度にしてください。

 

ドーシャ別実践

 

  • 起床してすぐに、飲むとよいもの。

 

ヴァータ・・お湯+レモン汁

ピッタ・・お湯

カパ・・お湯+レモン汁+ハチミツ

 

お湯は、やかんに水を入れて火にかけ、蓋を開けて換気扇を回すと、水、火、風の要素がすべて入った完全物になるそうです。これは、個人的に最近ちょこちょこ試しています。

 

  • おススメのヨガのタイプ

ヴァータ・・穏やか(mild)なスタイル、陰ヨガ、リストラティブ。

ピッタ・・適度(moderate)なスタイル、クラシックハタ、ヴィンヤサ。

カパ・・激しい(strong)スタイル、クンダリーニ、アシュタンガ・ヴィンヤサ。

 

ちなみに、午前4時~6時がヨガを実践するのに最もよい時間帯だそう。うー、起きてないよな、、

 

  • 朝食(午前7~9時)

ヴァータ&ピッタ・・「whole sum」ってメモしてあるんだけど、どういう意味なんだろう?直訳すれば「総数」だけど、、ひとまず「バランスよくすべてを」みたいに理解した。

カパ・・軽く、果物のみ、または抜く。

 

  • 昼食(正午~午後1時)

この時間帯は、ピッタが優勢なため、消化が強い。そのため、1日の中で一番重い食事は昼食にすべきだという。(これしか言われなかった・・)

 

  • 夕食(午後7時ごろ)

この時間帯は、カパが優勢で、消化が弱い。

したがって、生もの、たんぱく質は避け、温野菜などを中心に摂る。

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 インドで飲んだチャイ。おいしかったな。

 

  • 寝る前

寝る3時間前には夕食を終える。もし寝る前にお腹が空いていたら、、

 

ヴァータ・・ホットミルク、ホットの豆乳、アーモンド

ピッタ・・ココナッツミルク、お粥(rice milk)、オートミール(oat meal)

カパ・・食べない方がよい

 

 

  • ドーシャ別推奨の食べ物

ヴァータ・・温かいもの、スープ、シチュー、熟れた果物、玄米、鶏肉など。冷たいもの、生野菜などは控える。

ピッタ・・甘み、苦み、渋みのあるもの、緑黄色野菜、熟れた果物など。スパイスや塩分は控える。

カパ・・温野菜、豆類、熟れた果物、非加熱のハチミツなど。油もの、塩分、乳製品は控える。

 

 

3つの精神的性質(mental qualities、Triguna トリグナ)

 ここまでは、物質的なエネルギーであるドーシャに着目していました。これとは別に、アーユルヴェーダの理論には、以下の3つの精神的な性質があります。これはヨーガ・サーンキャ哲学にも登場する概念です。

 

・サットヴァ(純質 calm mind)・・純粋で静かな性質。喜び、幸せに満ちた状態。

・ラジャス(激質 stimulation)・・活動性を司る。過剰だと貪欲、緊張などに。

・タマス(鈍質 dullness, inertia)・・休息、睡眠を司る。過剰だと怠惰、無気力などに。

 

・サットヴァな食事

自然な甘み、新鮮な果物、野菜、ナッツ、穀物、豆類、ハーブ、ミルク、乳製品、ハチミツ

 

・ラジャスな食事

加工食品、塩、スパイス、カフェイン、牛豚以外の動物性食品、怒りながら料理したもの

 

・タマスな食事

牛、豚、アルコール、不規則な食事、再加熱料理(re-heating)、加熱し過ぎ、食べ過ぎ、ながら食べ

 

 このように書くと、ラジャスやタマスは悪者のようですが、そんなこともありません。ラジャスがあるから僕たちは活動できるし、タマスがあるから休むことができます。でも、これらが過剰になると、苦しみへと転化します。そうならないように、サットヴァな食事を心がけることは大切なようです。

 見逃せないのは、いくら食べ物の質がよくても、調理する人や食べる人の状態によってラジャスやタマスになってしまうということ。サットヴァな食べ物を、サットヴァな状態で食べるようにしたいですね。

 

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 角を曲がればそこには牛が・・インドの日常風景

 

すぐにでもやれそうなこと。

どうでしょう。インドでの講義を基に、ざっとまとめてみましたが、なかなか難しい、というのが正直なところ。

その中でも、すぐにやれそうなことを書き出してみました。

 

・ドーシャの体質論を基に、自分の今の体のドーシャバランスをチェックする。

・生活を朝型にする。

・朝起きてすぐにお湯を飲む。

・朝食前にヨガをする。

・カパ優勢の午前10時~午後2時頃に摂る昼食を、一日の中で一番多くする。

・夜ごはんを軽めにする。

・サットヴァな食事を、サットヴァな心で食べる。

などなど。

 

理論にあまりとらわれ過ぎず、ゆるーりとアーユルヴェーダ的生活に近づいていきたいと思います。