的場悠人の体和 Tai-wa 日記

理論と実践を行き来するヨガ研究者。ここではヨガ以外のことも。大学時代から継続のブログ。

ハートを生きる??

つかみどころのない、しかし確実に存在しているもの。

それが存在していなければ、あとのすべても全く存在し得ないような、源。

 

それを、身体的に感じることがある。

胸の真ん中辺り、ハートに。

吸う息が入ってきて、吐く息がそこから出ていく、

はっきりと指し示すことはできないけれど、

そこに「ハート」がある。

 

そして、たまに訳も分からずハートが疼いたり、イヤだと告げてきたり、求めるものを指し示してくれたりする(ような気がする)。

その方向性に従っていれば、なんだか大丈夫な気がする。

でも、このベクトルは、長さのない矢印(矛盾しているけれど)のようなもので、

ひとまず方向性だけは示してくれるけれど、そこから先がどうなっているかは全く見せてくれない。

その方向性に沿って、肉体が、マインドが、実際に行為を為していく。

この指し示してくれる「ハート」は、

どうも(肉体で区切られた)「自分」だけのものだとは思えないし、

全生命を貫いているようにも思えることがあるし、

ということは、この肉体が死んでも、在り続けるような気がする。

 

本当に、「気がする」だけなのだけど、そんな想いを持って、

久しぶりに「バガヴァッド・ギーター」を読んだら、なんだかすんなりと入ってきた。

ここにあるこいつは、「自分」が死んでも死なないかも??

 

 

大学生活があと一年になり、本格的に進路を考える時期。

どうやって収入を得て、どんな技能を身につけて、何者として生きていくのか。

そんなことばかり考えていると、肉体の中に閉じられた、寿命の限られた、一個の不安な、弱い存在としての自分しか見えなくなる。

それが、結構苦しい。

 

そんな中、今日ふと思ったことは、そんな日常を生き抜くための、

強さを授けてくれるだろうか。

そして、自分の死さえも乗り越えた、ひとつのダルマ(仕事)を為すための、

必要な智慧をもたらしてくれるだろうか。

 

この先、全然どうなるかわからないけれど、ここにある大事なものは、

大事にし続けたいと思う。

 

 

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